ApplePencil不要?3000円タッチペンと比較(Amazonで購入)

[比較]ApplePencilと3000円タッチペン(Amazonで購入)のアイキャッチ

私は無印のiPad(第7世代)と、それに対応しているApplePencil(第1世代)を使っている。
iPadの使用用途はKindle、YouTube、DAZAなどのコンテンツ消費がほとんど。ApplePencilの利用機会はたまにメモを取ったり、画像に手書きで注釈を入れる程度。

ApplePencil自体はかなり便利で重宝しているが、利用頻度があまり多くなく、利用する度にBluetoothをオンにしてApplePencilを接続しないといけないことが面倒だった。日頃Bluetoothをオフにしている私にはなかなかの手間。

「ApplePencil自体は便利やから使いたいけど、接続するのがめんどい。。。」

そんな中で知ったのが、サードパーティ製のタブレットタッチペンの性能が上がっているということ。Amazonで売っているタブレットタッチペンでもなかなか良く、そこそこ使えるらしい。しかもApplePencilと違ってBluetooth接続が不要なものも多いという。

そこで評判の良かったiPad専用のタブレットタッチペンをAmazonで購入して、ApplePencilの代わりとして使えるかどうか試してみた。
今回購入したのはこちら。Amazonレビューは約4500件。しかも平均4.8。怪しいを通り越して驚異的なレビュー数&高評価率。

iPhone、Android、Microsoftデバイスなどには利用できないようなので注意が必要。
対応機種は以下の通りで、2018年以降のiPadに対応している。

  • iPad mini (第5世代)
  • iPad (第6/7/8世代)
  • iPad Air (第3/4世代)
  • iPad Pro (第3/4世代)
  • iPad Pro 11インチ

Appleペンシルと比較

使い勝手

実際に使ってみて驚いたのだが、めちゃくちゃ書き心地が良い。文字を書く程度ではApplePencilと変わらず、十分に使える。(字が汚いことについては決してふざけているわけではありません。これでも調子は良い方です。)

iOSメモ

iOSメモ試し書きの画像

Google keep

GoogleKeep試し書きの画像

Notability

Notability試し書きの画像

私のiPadに入っている各メモアプリで試してみたが、どれもApplePencilと変わりなく十分に使える。

長さ

ApplePencilと長さの比較画像

気にするほどの差ではないが、若干ApplePencilの方が長い。

重さ

今回購入したタッチペンは持っただけでApplePencilより軽いとわかる。
実際に比較してみたところ、3000円タッチペンは14グラム、ApplePencilは21グラムだった。

ApplePencilと重さの比較画像

3分の2の重さ。ちなみに私の使っているボールペンは10グラムだったので、ボールペンに近いほどの軽さ。

良いところ

以下より今回購入したタッチペンについて良いと思った点を挙げていく。

ペアリング不要

まずはなんといってもペアリングが不要。Bluetooth接続ではなく、スイッチをオンにするだけですぐに使える。
私が使っているApplePencil第1世代は、接続する際にApplePencilをLightning端子に差し込む必要があってなかなか面倒くさい。

ペアリング不要の参考画像

それが今回購入したタブレットタッチペンなら、スイッチを押しただけですぐに書ける。
時間にして約7秒、操作にして4操作は違う。この差はでかい。

安い&コスパがいい

値段が安い。今回はクーポンを使って2900円ほどで購入できた。
2021年4月現在でApplePencil第1世代は税込11,880円、ApplePencil第2世代は税込15,950円なので、金額には大きな差がある。

1本3000円ほどなら、ApplePencilほど故障紛失の心配はない。
機能性能も十分だし、コスパ抜群。

コストパフォーマンスイメージ画像

パームリジェクション機能も十分

ApplePencilにはパームリジェクション機能がついている。これはタッチペン使用時に手がタブレットに触れても、それには認識せず、タッチペンのペン先のみ認識する機能。これにより、まるで紙に書いているかのように自由自在に書くことができる。
これがなければiPad上に手を置いた際に手の方が優先され、うまくタッチペンが機能しないという問題が発生する。安いタッチペンなどはパームリジェクション機能が付いていないことも多い。

ApplePencilと同じように今回購入したタッチペンもしっかりとパームリジェクション機能がついているので、iPad上に手を置きながらでもストレスなく書くことができた。

スクショもできる

ApplePenicilを使えば画面下部から上にスワイプするだけで、スクリーンショットを撮ることが可能。ボタンを押す手間が省けるので、便利な機能。
今回購入したタッチペンでも、問題なくスワイプでスクリーンショットを撮影することができた。

タッチペンのスクリーンショット方法画像

マグネットも入っている

タッチぺンの中にマグネットが入っているので、ApplePencilと同じように側面につけることができる。持ち運ぶ際は便利。

ペン先予備あり

ペン先の予備も3つついている。最初から本体に付いていたのを合わせると4つあるので、本体が故障しない限り、かなり長い間使えそう。

ペン先の予備の画像

複数のiPadでも同時に利用できる

ApplePencilは同時に1台しかペアリングできないので、ペアリング中に他のiPadでApplePencilを使用したい場合は、他のiPadとペアリングして切り替える作業が必要。

一方で、このタッチペンであれば複数台のiPadでも同時に使用できるらしい。
Bluetooth接続ではないので切り替えは不要。複数のタブレットを並べて作業する人にとっては、かなり便利。

2台のiPadの画像

 

微妙なところ

[持ち運び注意]スイッチの感度が高すぎる

電源ボタンの感度がかなり良く、少し触れただけですぐに電源が入る。便利といえば便利だが、知らない間に電源が入っていることも多々ある。私は自宅でしか使わないが、カバンに入れて外に持ち出す人なんかは気をつけたい。

ただ、切り忘れても5分間放置していると自動的にスリープにしてくれる。

電源スイッチ画像

 

iPad、iPhoneで充電ができない

充電はUSB Type-Cに対応している。ApplePencilではiPadやiPhoneで充電することができるが、これはできない。
電源やバッテリーが必要なので、外出先で充電することはApplePencilより困難と言える。ただ、個人的には今のところ不便なことではない。

USBType-Cケーブル画像

バッテリー残が不明

最大の問題と言えるかもしれないのが、ApplePencilと違ってバッテリー残量がわからないこと。
Bluetooth接続じゃないので、iPadのバッテリー残量に表示されない。

使った感じのバッテリー持ちは良く、約1時間の充電で約10時間使えるとのことなので、それほど気にはならない。

iPad上のApplePencilバッテリー残量表示画像
(上記はApplePencilを接続した場合の、バッテリー残量表示。)

まとめ:文字だけならApplePencilでなくても十分

私はiPadを2013年頃から愛用してきた。その頃はApplePencilがまだ発売されていなかったので、サードパーティ製のタブレットタッチペンを何度か購入し使ったことがある。しかしどれも満足いくものとは程遠く、反応・安定感・強度どれをとってもひどいものだった。

そんなこともあり、サードパーティ製のタブレットタッチペンに良い印象はなく、正直今回もそこまで期待していなかった。

しかし、今回購入した商品はApplePencilの代わりとして十分に使用することができる。良い意味で期待を超えてきた。
絵は試していないし、そもそも描けないのでわからないが、メモ書き等の簡単に文字を書くだけならこれで十分だと思った。