【耳掃除しない。回数を減らす】外耳炎を自力で治すのに最も効果があった方法

耳鼻科に行っても完治できなかった外耳炎を自力でほぼ完治の状態へ持っていくことができた。
外耳炎になって4ヶ月ほど、常に耳の不快感と格闘していたんだけど、今は一番いい状態にある。

今回は外耳炎を治すのに最も効果があったことについてまとめます。

外耳炎はつらい

耳掃除のしすぎで外耳炎になったんだけども、めちゃくちゃ辛い。痛い、痒い、しんどい。

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左耳の外耳道がパンパンに腫れて聞こえなくなり、めまいと頭痛までするようになった。
これはいよいよヤバいということで耳鼻科に行った。
そこで耳鼻科の先生と一生耳掃除をしないという契りを結んだ上で薬をもらった。

そして、耳掃除をせずに抗生物質を飲んで塗り薬を使用した結果、1週間ほどで少しの違和感はあるが痛みは全くなく音も普通に聞こえる状態まで回復した。
2週間経った頃には少しの違和感もなくなり、ほぼ完治した。

耳掃除再開で外耳炎再発

ほぼ治った途端に、耳の汚れが気になるし痒い気がする。

耳鼻科の先生と耳掃除は一生しないと契りを交わしたものの、ちょっとくらいならええやろと思った。
いえ、むしろ何もしないのはそれはそれで汚いはず。耳は汚れが勝手に出てくるから耳掃除の必要はないというが、そんなことはないはず。
じゃあなぜ綿棒や耳かきなど数多くの耳掃除道具が売られているんだ?耳掃除を生業にしている人もいるじゃないか。

まあ実際そんなことはどうでもよく、耳掃除をする口実を作りたいだけ。耳掃除を正当化したいだけだった。

やるぞ、ちょっとだけ、優しくするからね。
との思いで耳掃除を決断するも、家に耳掃除道具がない。外耳炎になった時に全て捨てたのだった。

早速ドラッグストアに綿棒を買いに行った。少しの罪悪感を持ちながら。

そして、帰宅し約1ヶ月ぶりに綿棒を耳に入れる。

その瞬間はまさに快感。

あんあん♡ああん、ふはんはん♡さーーーーいこぅ♡
人生で一番気持ちの良い耳掃除だったかもしれない。

綿棒にはおぞましい程の汚れが付いた。
この世の終わりのような色をして、年中鼻詰まり気味の臭いに鈍感な男がひく程の激の匂を放った。

ほれ、見てみてみぃ。耳掃除しやんでいい派よ。

こんな汚いものをそのままにしておいて言い訳がない。

わしはこれからも1週間に一回は耳掃除をするぞ。と決意したが気がつけば普通に毎日耳掃除をしていた。

 

そして、3日くらいたったある日。耳に変化が起こった。

耳鼻科に行った時ほどではないものの痛いし腫れてる。耳垂れもすごい。しかも今回は両耳とも。

これはヤバいということで再び綿棒を捨てた。

こんな地獄の痛み苦しみを味わうならもう耳掃除なんてしなくて良いと本気で思った。

そして5日ほどたったある日。耳が痒い。だいぶマシになったしちょっとくらいやったら耳掃除してもええやろ。

綿棒がない。

綿棒を買いに行く。

耳掃除

快感

痛い

後悔。耳掃除を一生やめる決意をする

綿棒捨てる

少しマシになる

綿棒を買いに行く。

このサイクルを3回は繰り返した。

そしてこのままではヤバいと思った。
耳も綿棒の購入代金も。

いい加減外耳炎を治さないと、耳が破裂してしまうかもしれないし、綿棒代で破産してしまうかもしれない。

だからいよいよ本気で外耳炎を治す決意をした。

外耳炎を治すには耳掃除をしない

外耳炎が再発した原因は絶対に耳掃除のしすぎ。絶対に絶対に。耳掃除をしなければ、たぶん治ると思うけど、耳掃除好きにとっては簡単なことではない。

さらに耳掃除を全くしないと暫くすると汚れが気になり痒みも出てくる。
そして久々に耳掃除を軽くのつもりですると、今までしてこなかった反動で必要以上に掻きすぎてすぐに外耳炎が再発する。

だから私にとって外耳炎にならないためには、耳掃除を3~4日に1回軽く行うことだと考えるようになった。

ではどうやって耳掃除を3~4日に1回にすれば良いのか?
今までは毎日耳掃除しないようにしていても綿棒が部屋にあったので気がつけば1日1回以上やっていた。

意識や気持ちの部分で綿棒を抑制しようとして毎回失敗に終わっていたのだ。
だから今回は策を使うしかない。

まずは、こういうタイムロッキングBOXを使うことを思いついた。

勉強などに集中したい人がスマホの長時間使用を禁止するために使用する商品。

まさか、綿棒を入れられることになるとは思っていないし綿棒自身もこの中に入ることになるとは思っていないだろう。
これを使って綿棒を箱ごと中にぶち込めばたぶん綿棒の頻度を週2~3に抑制することが可能。

しかし、タイムロッキングBOXは電池が必要だったり、レビューがまちまち、値段も4000〜と気軽に試すには安くはないなど導入するにはいくつかの不安があった。

他に手はないか。タイマー式の南京錠と普通の箱を買い、組み合わせてスマホロッキングBOXと同じような物を作るか。
でも南京錠が使えるような箱は意外とないし、評判が良いタイマー式南京錠も見当たらない。

どこかに貸倉庫でも借りて綿棒を入れて、必要な時だけ取りに行くか?
いや、流石に綿棒1個のために貸倉庫借りるやつアホなんてこれまでもこれからもいない。

誰かに郵送で1週間ごとに綿棒2本だけ送ってもらうか?
いや、いくら家族や親しい人でもそんなことを頼むのは気が引ける。

どうしたもんか、どうしたもんか。

ここで一つ、私にはもう一つ厄介な性質があるのを思い出した。
それは綺麗好きなこと。(ギリ潔癖症ではない)

面倒臭い≧耳掃除

幼少期から帰ったら手洗いうがいと部屋着への着替えは当たり前。外出時はむやみやたらに物に触らないというような家庭で育ったからか、大人になった今でも綺麗好きと言われる機会が多々ある。

今でも上記の昔からの教えはもちろん、家に帰宅後はスマホと共に即シャワー浴びるし、スーパーなど買って帰った物は洗うもしくは最低でも拭がないと気が済まない。
これはコロナとか関係なく昔からずっと。自分でも厄介なのを実感する時もあるんだけど、これは仕方がない。

この性質を利用して綿棒の回数を抑制することを考えた。

綿棒を玄関の下駄箱の上に置いてみた。
私の中では玄関や下駄箱はほぼ外なので、触れるたびに石鹸で手が取れるほど洗わないと気が済まない。

でも、綿棒をするために手を鬼のように洗わないといけないのは面倒という感覚はある。

今までは清潔な空間である自室に綿棒があるので気軽に耳掃除ができた。だから、必要以上に綿棒で耳掃除をしてしまっていた。
それが玄関という外との境界線に置いておくことで綿棒を取るたびに手を入念に洗わないといけない。
じゃあ今日は我慢するかということで耳掃除の数が減った。

耳掃除の快感よりもめんどくさいという感覚が僅かながら上回ることで必要以上に耳掃除をすることを抑制できた。
今では耳掃除を3〜4日に一回で我慢できている。

この作戦が失敗すれば、スマホロッキングBOXを試すつもりだったけど、今のところうまくいっているのでしばらくはこれで続ける。

ムヒerとワセリンは耳掃除抑制に使える

とはいえ、3〜4日に一回の頻度を超えて耳掃除をどうしてもしたくなる時もある。

そんなときに頼っているのが、ムヒerとワセリン。

 

ムヒerはその名の通り、耳用のムヒ。爽快感が半端なく、塗った瞬間にすっとして痒みがおさまる。ローションタイプで使いやすい。
ただ、ステロイド配合ということもあってか、「長期連用しないでください。(目安として2週間以内)」と書かれているので注意が必要。

ワセリンは万能の保湿剤。耳の淵などに塗り込む過程で、ほんの軽く耳の中にも塗ってみると痒みがおさまり、耳掃除したいという気持ちが落ち着く。

なお、両方とも塗る際は綿棒を使ってしまうと欲に負けて掻いてしまうと思うので、ムヒerはティッシュでワセリンは手で塗るようにしている。
また、ムヒerとワセリンのこの使い方は自己流。今のところ問題は起こっていないが、正しいかはわからない。

骨伝導イヤホンを使用

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外耳炎になってからノイズキャンセリングイヤホンをやめてメインイヤホンを骨伝導イヤホンにした。
軽くて外れなくて使っていて疲れないのでかなり気に入っている。

どうしてもノイズキャンセリング機能が必要な時はAnkerのヘッドホンを使っている。
ヘッドホンは多少は蒸れるし重たいがイヤホンよりは全然良いと思う。

外耳道にイヤホンをねじ込むのは良くないので、外耳炎を治すなら骨伝導イヤホンやヘッドホンがおすすめ。