掛け布団の代わりに家でも毎晩寝袋を使って寝るようになってから約1年が経過した。
無事1年間を乗り切ったことで春夏秋冬どの季節にも対応できることがわかった。
結論としては、自宅のベッドの上で使う寝袋は最高。今まで感じていた寝具に対する不満点が全て解消された。
今回は寝袋を自宅で寝具として使う魅力について解説していきます。
掛け布団のここが嫌
まず常日頃から寝具(掛け布団)に対して下記の不満点を持っていた。
- すぐ埃っぽくなる
- 洗うのが面倒
- 冬はベッドからすぐ落ちる
- 季節ごとの収納が面倒&場所をとる
すぐ埃っぽくなる
我が家は24時間365日空気清浄機を稼働させているし、毎日ルンバが掃除してくれてる。
加えて毎週掃除機をかけるなど、一人暮らしの男にしては清潔にしている方だと思う。それでも一週間に一度は寝具を洗わないと埃の臭いがするようになる。
特に毛布は埃の吸収がえぐい。
洗うのが面倒
埃っぽい寝具で寝るのは嫌だししんどいので毎週寝具一式を洗濯しているのだが、これが面倒。
ドラム式洗濯機が自動で乾燥までやってくれるとはいえ、洗濯物の量と洗濯の回数が増えるのがストレス。
掛け布団がベッドから落ちる
私は幼少期から寝相が悪い。だから寝具が多くなる上に寒い冬は、掛け布団がベッドから落ちて体が冷えることで就寝中に1回は必ず起きてしまう。
季節ごとの収納が面倒で場所をとる
仕方のないことだが、季節ごとに寝具を出したり収納したりするのも面倒。
羽毛布団なんかは圧縮袋に入れて収納するのに手間がかかるし、収納の場所を取るのもストレス。
掛け布団を寝袋に替えて不満が解消
寝具(掛け布団)への悩みを解決するために何か良い方法がないかと考えた結果、家で寝袋を使えば解決するのではないかという結論に至った。
これはたまに聞くベッドを捨てて毎晩寝袋で寝るというのではなく、毛布と羽毛布団などの掛け布団を捨てて代わりに寝袋を使おうということ。
(個人的に毎晩床の上で寝袋で寝るのは体が痛くて無理。)
結果、この試みはうまくいった。
寝具の管理がかなり楽になって掛け布団に対して抱えていた不満点やストレスがなくなっただけでなく、毎晩の睡眠の質が上がったのでかなり嬉しい。もう寝袋なしの生活には戻れない。
家でベッドと寝袋で寝るために購入した物
掛け布団から寝袋に切り替えるために今回購入したのは下記の3商品。
コールマン パフォーマーIII C10 快適温度10度以上
一番最初にお試しとして購入。試してみてすぐに寝袋は自宅でも寝具として快適に使えるとわかった。
コールマン パフォーマーIII C5 快適温度5度以上
快適温度10度以上であるコールマン パフォーマーIII C10だけでは真冬は寒かったので5度以上用も購入。また、1枚で使うと窮屈に感じたので2枚購入して連結させてダブルサイズで使うことにした。
ニシダ ふとんばさみW 2個組
布団をベランダに干す時用の布団バサミ。
実際にベッド上で寝袋を使っていても羽毛布団や毛布と同じように睡眠中に落ちることがわかったので落下防止のために購入した。
結果、全く落ちなくなった。
寝袋を使った季節ごとの最適寝具
一年共通
まず一年を通して使っている寝具はこれ。
- Amazonベーシックのシングル用のベッドフレーム
特に気に入っているわけではないが不満もないので使っている。
ちなみにこのベッドフレームに合うようiPadアームを設置した記事は下記。
手で持つことなくiPadをベッドで使うためにタブレットアームをいくつか買って試したけど、使いづらくて気に入らなかったので自作してみた。 カメラ周辺機材を3つ組み合わせただけで意外と良い物が出来て満足。 結果、購入した既製品より快適に使え[…]
就寝前のタブレット使用が快適になった。
- マットレス2枚
SLEEPMADEのマットレスだけだと薄くてベッドフレームの鉄骨が体に当たって痛かったので、下にもう一枚タンスのゲンのマットレスを敷いている。
2枚重ねにしてからは割と快適なので、次に引っ越すまではこれでいく予定。
- タオルケット
Amazonで買ったタオルケット。以前は寝具メーカー西川のタオルケットを使っていたが、洗濯時にタオルケットから排出されるカスの量がエグかったのでこれに買い換えた。
これは全く問題ないので気に入っている。2年以上使用して劣化してきてはいるがまだ使える。
冬 12月〜3月
- コールマン パフォーマーIII C5 2枚
- タオルケット
- 布団バサミ
一番大変なのが寝具が多くなる冬。
最初はコールマン パフォーマーIII C10とタオルケットだけで寝ようとしたが、「寒い」「狭い」という2つの問題が出てきたので、追加でコールマン パフォーマーIII C5の寝袋を2枚購入した。
シングルサイズのコールマン パフォーマーIII C5を2枚連結させてダブルサイズにする。これをベッドの上に敷いて中に入る。
あとは寝袋の生地がナイロンで若干冷たいので体と寝袋の間にタオルケットを挟む。これで充分。
いつも暖房をタイマーにして寝ているので、朝方には室温10度くらいになっているが問題なく暖かく快眠できている。
あと、私はもともと寝相が悪い上にシングルベッドの上にダブルサイズの寝袋を敷いているのでどうしても寝袋がズリ落ちて体が出てしまう。
これを解決したのが布団バサミ。
全くズリ落ちなくなった。
これは普通に掛け布団で寝ていてズリ落ちてくる人にもおすすめ。
掛け布団が寝ている間にベッドから落ちる問題に悩まされていたのだけども、めちゃくちゃ簡単な方法で解決した。 冬も朝まで起きることなく快適に眠れるようになってかなり快適。今回はその方法についてまとめます。 掛け布団がベッ[…]
春秋4月〜6月、10月11月
- コールマン パフォーマーIII C5 or コールマン パフォーマーIII C10
- タオルケット
- 布団バサミ
肌寒い日が多い春から梅雨にかけてと秋のシーズンはタオルケットに加えての寝袋のどちらかを掛け布団代わりに使っている。
ここでも布団バサミは大活躍。
夏7月〜9月
- タオルケット
夏はタオルケットだけ。寝袋の出番はない。
以上が寝袋に切り替えてからの季節ごとの寝具使用法。
ナイロン生地の寝袋は埃っぽくならない(汚れに強い)
毛布などの掛け布団から寝袋に替えて一番気に入っているのは埃っぽくならないこと。
ナイロン生地なので埃が絡まらないのだと思う。毛布を使っていた時は毎週洗わないと埃の臭いが気になっていたが、寝袋に変えてからの洗濯頻度は1ヶ月に1回くらい。
実際は1ヶ月洗っていなくても全く埃の臭いは気にならないが、衛生面を考えて1ヶ月に一度は洗っている。
しかも洗濯機の乾燥機能を使わなくてもすぐに乾くし、ポリエステル製品は耐久性に優れていて型崩れや劣化があまりしないらしい。
ただ、寝袋によっては生地がナイロン製ではないのでこのメリットを感じられない場合もある。
実際、私はコールマンパフォーマーを購入する前に、下の商品を購入した。
この寝袋は毛布を使っていた時と同じように毎週洗わないと埃っぽくなってしまったことがあったのでコールマンパフォーマーに買い換えた。
ダブルサイズ1枚よりシングル2枚連結がおすすめ
コールマン(Coleman) 寝袋 ファミリー2in1 C5 は元々ダブルサイズなので洗濯機に入れて洗うのも一苦労だった。
一方で今はシングルサイズを2枚買って連結させているので、洗濯時に連結を解除して1枚1枚洗えばいいだけ。
使用している洗濯機の容量にもよるが、洗濯の面を考えるとダブルサイズ1枚よりシングルサイズ2枚連結でダブルサイズとして使う方がおすすめ。
充分暖かい
上でも書いたようにコールマン パフォーマーIII C5を2枚連結させて中に入り、体と寝袋の間にタオルケットを挟めば暖かさは十分。
寒がりの私でも真冬も問題ないし、むしろ毛布と羽毛布団のセットで寝ていた時より暖かくてかなり快適。
コンパクトに収納可能
コールマンの寝袋はコンパクトに収納できる。収納袋にしまったらこんな感じで、大体20×40cmくらい。
3つの寝袋を持っている私の場合、寝袋を一つも使わない夏はこれが3個になる。それでも羽毛布団と毛布を収納して保管するよりは場所を取らない。
また、布団類を捨てられただけでなく布団を圧縮すると言う作業が必要なくなったのは嬉しい。
コールマンパフォーマーを自宅で使う上での注意点
寝袋を家で寝具として使うようになってから良いことずくめ。
基本的に不満はないが、いくつか注意すべきことはある。それが下記。
- 紐がルンバに絡まる
- チャックが生地を噛みやすい
- 肌弱い人は注意が必要かも
紐がルンバに絡まる
コールマンパフォーマーの寝袋には収納時に寝袋を縛る紐が付いている。
油断してこの紐がベッドから床に垂れていた結果、ルンバが清掃中に巻き込んで帰宅するとルンバが途中停止していた。それ以降は外出前に紐が垂れていないか確認しているので、巻き込み事故は1回だけだが、下手するとどちらかが壊れていたかもしれない。
チャックが生地を噛みやすい
コールマンパフォーマーの寝袋のチャックは生地を巻き込みやすい。実際所有している3つの寝袋のうち、2つの寝袋のチャックで生地を噛んでしまった。
連結と連結解除時は慎重に噛まないように開け閉めしている。
肌弱い人は注意が必要かも
コールマンパフォーマーはポリエステル製なので、綿製品などと違って肌にやさしくはない。
だから、肌が弱い人は直接肌に触れて毎晩寝るような事は避けたほうがいいかもしれない。
私も肌が弱いので、長袖長ズボンで寝袋に入ることに加えて綿製品のタオルケットを挟むことで一応の気をつかっている。その甲斐もあってか、寝袋を使い始めたことによる肌トラブルは特にない。
自宅寝袋は寝具の最適解
言うまでもなく睡眠は身体と心の健康に不可欠。そして、良い睡眠を取るためには睡眠環境を整えることが大事。
掛け布団などの寝具を寝袋に替えたのは、寝具に対する不満を解消したいという理由がメインであったが、寝袋を使ってから毎晩冬でも熟睡できるようになった。
家で寝袋を寝具として使うようになったことで、洗濯や収納は楽になったし、睡眠の質は格段に上がった。
このことから少なくとも現在の私には寝袋で寝ることが寝具の最適解だと思う。もう寝袋なしの生活には戻れない。