iPhoneは防水?水で壊れるのか?水洗い歴約5年の綺麗好きが語る

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だから私はiPhoneを水洗いする

私は綺麗好きである。潔癖症ではないと思っている。
綺麗好きなのである。

そんな私がとても気になるのがスマホの汚れ、細菌。
スマホに付着している細菌はトイレの便座よりも多いという話もよく耳にする。

真偽はどうであれ、汚れているのには間違いないスマホを自宅のプライベートな空間で使用することなど私には考えられない。昨今のコロナウィルスの影響で気になり始めたとかではない。そんなものは関係なしに気になる。
細菌バイ菌のイラスト

「神経質か!そんなもん気になり出したらキリが無いやろ」
と言われればそれまでだが、私は気になるのだ。気になってしまうのだから仕方がない。

そのため、iPhone7で初めて耐水機能がついたときは歓喜した。
「これで気兼ねなくiPhoneを洗える!!!」

それまでは帰宅後に除菌シートでiPhoneを拭く程度だったが、どこか汚れを落としきれていない気がして、モヤモヤしたものが残っていた。除菌シートで拭いた程度じゃ満足できなかった。
また2020年には、充電もできるUV除菌クリーナーを試してみたが、やはりiPhoneを水洗いする方がスッキリした。クリーナーも除菌シートと同じで、こんなもんで本当に菌が取れているのか不安になって意味がなかった。もはや気持ちの問題であることは自覚している。

実際水洗いしてもすべての菌が取れているわけではないと思うが、水洗いが一番スッキリして、気持ちが良い。ストレスもなくなる。
というわけで、私はiPhone7を使い始めた時から、帰宅後はほぼ毎回iPhoneを水洗いしている。iPhone7は2016年に発売されたので、もうそろそろ5年となる。

水洗いしてもiPhoneは壊れないのか

私のiPhoneは一度も故障はしていない

私はiPhone7以降は、iPhone7、iPhone8、iPhoneX、iPhoneXR、iPhone11を使用してきて、それぞれしっかりと水洗いしたが、今までiPhoneが水没の症状で故障したことはない。そもそも画面割れや他のトラブルを含めて、iPhone7以降は故障していない。著しくバッテリーが消耗するなどの機能・性能の低下も全くみられない。

iPhoneの耐水防水レベル

iPhoneは防水対応と思っている人もいるだろうが、正確には耐水対応。(Appleのホームページでも防水という言葉は使われていなかった。)
積極的に水に濡らすことを認められているわけではない。実際にAppleは、iPhoneを着用したまま泳ぐことや入浴、意図的に水没させることは控えるようにとアナウンスしている。私もiPhoneを水につけたことがあるのは水道水のみ。海水やプールなどでは試していないし、水道水の場合よりも耐水性は落ちると考えている。

水の中でもどれくらいまでなら大丈夫かは下記の通りで、使っている機種によって異なる。

iPhoneモデル 防塵防水等級 保護の目安
iPhone12、iPhone12mini、iPhone12Pro、iPhone12ProMax IP68 等級  深さ 6 m まで、最長 30 分間
iPhone11Pro、iPhone11ProMax IP68 等級 深さ 4 m まで、最長 30 分間
iPhone11、iPhoneXS、iPhoneXSMax IP68 等級 深さ 2 m まで、最長 30 分間
iPhoneSE(第2世代)、iPhoneXR、iPhoneX、iPhone8、iPhone8Plus、iPhone7、iPhone7Plus IP67 等級  深さ 1 m まで、最長 30 分

iPhone7で耐水機能に対応して以降、年々耐水性は高まっている。なおiPhone7より前の機種は耐水機能に対応していない。
iPhone7以降であれば完全防塵であり、最低でも水の中深さ1mで30分までなら耐えられようになっている。

iPhoneを洗う事自体は推奨されているわけではないが、水洗いはこれに収まる範囲で大きな問題はないと自己判断して、水洗いを行なっている。

ちなみに等級のIP68等級やIP67等級の意味についてだが、6の部分は防塵レベル、7や8の部分は防水・耐水レベルを示している。また、防水等級の8というのは一応最高基準となっている。

発生した問題点

故障はしていないとはいえ、水洗い直後にはいくつか問題が起こったことがある。

一時的に充電ができなくなることある

iPhoneXS、iPhoneXSMax、iPhoneXR以降であれば、Lightningポートに水が入ったり、Lightningケーブルが濡れていると下記のようなメッセージが表示されることがある。
iPhone液体検出時に表示されるアラートの画像

これが表示される場合は、Lightningケーブルを用いての充電はできない。つまり、iPhoneを水洗いした際に、Lightningポートに水が入ってしまった場合、iPhoneの外に水が出るまで充電はできなくなる。Lightningケーブルを接続しても、充電は開始されない。
この問題は毎回ではないが、たまに発生してしまう。なので、私はLightningポート等の穴からiPhoneの内部に水を入れないようにすることが気をつけている。
また、これを回避するために、私はワイヤレス充電器を使ってiPhoneを充電している。ワイヤレス充電器であれば、Lightningポートに水が入っていても充電できるし、Lightningケーブルを挿すというストレスがなくなるのでオススメ。
iPhoneワイヤレス充電画像

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ただ、Appleによると、iPhoneが濡れている状態ではワイヤレス充電であろうと充電しないのが基本とのこと。それでも充電する際はiPhoneの背面が乾いていることを確認してから充電する必要がある。また、私は水洗い直後はスマホスタンドに立てかけて、中に入った可能性のある水分を落とすようにしている。

スピーカーの音がこもる

これも毎回では無いが、スピーカーに水が入ることで一時的にiPhoneから出力される音がこもってしまうことがある。
これも、Lightningポートが濡れた場合と同じようにiPhoneをスマホスタンドに立てかけ、水を抜くことで改善している。

私のiPhone水洗い方法

①iPhoneのカバーを外して、電源を落とす

iPhone本体と、カバーの間に水が入るのが嫌なので私は水洗い時、必ずカバーを外している。
そして、電源を落とす。(電源を落とすのはよく忘れる。)

②水道水でしっかりと洗う

電源が完全に落ちたら、iPhoneを全体的に水に流す。途中で軽くハンドソープを垂らし画面を中心に洗っている。(※Appleは、石鹸や洗剤を極力つかないように注意してくださいとアナウンスしている。)
注意点としてはLightningポートやスピーカー、インカメラアウトカメラ等には極力水が入らないようにして洗っている。

③水分をとる

水洗い後はティッシュやキッチンペーパーできっちりと水分を拭き取る。
iPhoneキッチンペーパーで拭くイメージ

④スマホスタンドに立てる

充電をすぐにする必要がない時以外は、一旦スマホスタンドに立て掛け、中に入っている可能性のある水分を外に出す。私は以下のamazonベーシックのスマホスタンドを使っている。

iPhone水洗い方法画像3

もしもiPhoneが水没して壊れてしまった場合

iPhoneが水没故障してしまった場合、AppleCare+に加入しているか否かで、負担が大きく変わってくる。

AppleCare+のロゴ画像
引用:Apple公式サイト

AppleCare+に入っていない場合

もしもiPhoneを水没させてしまった場合、AppleCareに加入してない時は修理代金は下記の通りとなる。保証は適用されず、大きな負担になるので、AppleCare+に入っていない場合はiPhoneを水洗いすることはおすすめしない。耐水とはいえ、水辺にはより注意しないといけない。
(iPhone7以降の保証外修理代金。2021年3月現在)

iPhone12ProMax、iPhone11ProMax、iPhoneXSMax 64,800円
iPhone12Pro、iPhone11Pro、iPhoneXS、iPhoneX 59,800円
iPhone12 47,800円
iPhone12mini、iPhone11、iPhoneXR、iPhone8Plus 42,800円
iPhone8、iPhone7Plus 36,400円
iPhone7 32,800円

AppleCare+に入っている場合

AppleCare+に加入している場合、iPhoneに水没故障が認められた場合は12,900円で修理交換することが可能である。AppleCare+に入っていない場合と比べるとかなり負担は軽くなる。

私は毎回AppleCare+に加入しているのこともありiPhoneを水洗いしている。むしろiPhoneを気兼ねなく水洗いしたいがためにAppleCare+に入っているといっても過言ではない。

水洗いする場合は自己責任で

私は耐水対応のiPhone7を使用して以降、ほぼ毎回帰宅後iPhoneを水洗いしてきた。これまで水洗いによりiPhoneが故障したことはなかったが、今後故障する可能性も十分にあると考えている。耐水性能、防塵性能等は永続的に維持されるのではなく、使用しているうちに性能が低下する。また、一度落下させてしまった場合は耐水性が大きく損なわれる可能性が高いので、取り扱いには細心の注意が必要。

ただ、私は綺麗な状態でiPhoneを自宅に持ち込みたいので、今後も水洗いは続ける。上記に記載したように、万が一故障したとしてもAppleCare+に加入しているし、どうせ1年または2年でiPhoneを買い換えるのだから問題ないと割り切って考えている。

もちろん人によって、AppleCare+に入っているかどうかは異なるし、そもそもiPhoneを水に濡らすことは推奨されているわけではないので、iPhoneを水洗いする場合はご自身の判断で行うことになる。