私はプライベート用の回線として楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VIをeSIMで、仕事用の回線としてOCNモバイルONEの3GBコースをnanoSIMで、1台のiPhoneを使ってデュアルSIM運用している。OCNモバイルONEの使用用途としては主に月に数回あるかどうかの電話と楽天モバイルのネット回線補助程度。
そのOCNモバイルONEに、私は2020年10月頃に加入した。半年ほど利用し、良いところとイマイチなところがわかってきたので、今回はOCNモバイルONEを利用した感想をまとめていく。詳しくは下記に記載しているが、OCNモバイルONEを使って思ったのは欠点らしい欠点のないコスパ抜群の良いサービスだということ。
良いところ
・セールでスマホ本体が格安
・通信の質が良い
・コスパが良い
・専用通話アプリ不要
・対象音楽系サービスの通信量をカウントフリーにできる
イマイチなところ
・ドコモ回線のみ
・アプリが使いにくい
OCNモバイルONEの基本情報
料金
<<音声対応SIM>>
通信容量/コース名 | 月額料金 |
1GB/月コース | 700円(税込770円) |
3GB/月コース | 900円(税込990円) |
6GB/月コース | 1,200円(税込1320円) |
10GB/月コース | 1,600円(税込1760円) |
<<SMS対応SIM>>
通信容量/コース名 | 月額料金 |
3GB/月コース | 900円 (税込990円) |
6GB/月コース | 1200円 (税込1320円) |
10GB/月コース | 1600円 (税込1760円) |
<<データ通信専用SIM>>
通信容量/コース名 | 月額料金 |
3GB/月コース | 780円 (税込858円) |
6GB/月コース | 1080円 (税込1188円) |
10GB/月コース | 1480円 (税込1628円) |
初期費用
OCNモバイルONEは契約時に、初期手数料3300円とSIMカード手配料433円が必要となる。
なお、Amazon等で売られているOCNモバイルONEエントリーパッケージを利用すれば、初期手数料は無料になる。
ただし、大特価セール等でスマートフォン端末セットを申し込むときは、利用することができない。初期手数料必須となる。
申し込みに必要なもの
・クレジットカード
・本人確認書類
運転免許証、健康保健被保険者証、パスポート、住民基本台帳カード、個人番号カード(マイナンバーカード)が本人確認書類として使える。
・MNP予約番号(電話番号そのままで乗り換えの場合のみ)
他社で使っていた電話番号をOCNモバイルONEでそのまま使う場合にはMNP予約番号が必要となる。
注意点として、12日以上のMNP有効期限が残っている必要がある。
OCNモバイルONEの個人的なメリット
OCNモバイルONEのセールは圧倒的な安さ!
OCNモバイルONEでは頻繁にセールが開催されており、OCNモバイルONEに加入すると同時にスマホを購入することで大幅割引された価格でスマホを購入することができる。
実売価格30,000円相当のスマホが1円で売っていることや、発売から間もないスマホが1万円割引きで購入できたりする。iPhoneも売っており、今回の”新料金発表記念!大特価セール”では、iPhone12がAppleから購入するより1.7万円ほど安かった。
実際、私も2021年4月現在33,000円ほどで売られているASUSの”ZenfoneMaxProM2″をOCNモバイルONE加入時に購入することで、1円で購入できた。
セールは大人気なのでセール終盤は売り切れが続出するが、早いうちから目をつけておくとスマホを格安価格で獲得できるチャンスがある。ちなみに、申し込みは1回のセールにつき、1名1セットまでと制限されているので注意が必要。
引用:OCNモバイルONE
通信速度が速い
OCNモバイルONEの評価・評判や広告でよく強調されているのが通信品質が良いという点。
OCNモバイルONE公式ページで確認できる発表によると、ドコモの回線を使っているMVNO5社の中で二期連続1位らしい。
引用:OCNモバイルONE
実際に複数箇所で測ったわけではないが、私のメインの楽天モバイル回線で表示に時間がかかる場所(楽天モバイルエリア圏内)でも、OCNモバイルONEを使うと比較的スムーズに表示されるということが何回かあった。
まだ携帯キャリアとして駆け出しの状態である楽天モバイル回線を補助する意味でも個人的にOCNモバイルONEを重宝している。
引用:OCNモバイルONE
コスパ抜群!料金が安い
OCNモバイルONEの料金は1GBコースで税込770円となっている。他の3GB、6GB、10GBコースを含めて、他社と比べても料金が安い。
以前までの音声対応SIMは、
1GB→税込1298円、3GB→税込1628円、5GB→税込2178円、10GB→税込3168円、20GB→税込4840円、30GB→税込6578円
だったが、2021年4月から現行料金に改定された。20GBと30GBコースの新規申し込みは廃止。
品質の良いOCNモバイルONEが下記価格で利用できるのだから料金は割安。コスパが良い。
<<音声対応SIM>>
通信容量/コース名 | 月額料金 |
1GB/月コース | 700円(税込770円) |
3GB/月コース | 900円(税込990円) |
6GB/月コース | 1,200円(税込1320円) |
10GB/月コース | 1,600円(税込1760円) |
OCNモバイルONEは契約初月の基本料金無料!日割り計算はなし
OCNモバイルONEの契約初月の料金、データ量は日割りされない。その代わり、通信データ量は契約した分がまるまる付与され、初月の基本料金は無料で使える。
いつ加入しても契約初月の基本料金が無料なのは違いないが、19日、21、22日に加入すればよりお得にOCNモバイルONEを利用できる。
OCNモバイルONEは申し込んで、本人確認された後の10日後を含む月が初月となる。月によって異なるが19日、21、22日に申し込み、本人確認後の10日後を翌月1日になるようにすれば、1ヶ月まるまる無料で使えることになる。
逆に18日に申し込み、本人確認後の10日後が同じ月の28日とかになると、2~3日分で初月基本料無料が終わってしまうのでやや勿体ない。
よって、申し込むのが何月かによって異なるが、基本的に下記のように申し込むと翌月1日が本人確認後の10日後になると考えられる。
1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月 | 22日 |
4月、6月、9月、11月 | 21日 |
2月 | 19日 |
また、初月は基本料金無料なので、1GB・3GB・6GBを申し込む方も10GBコースで申し込んで、無料の初月に10GBを貰っておくのがおすすめ。
初月10GBの内、余った容量は翌月に繰り越されるので、2ヶ月目以降は本来希望していたコースへ変更することでよりお得に使える。
専用電話アプリ不要
楽天モバイルは国内への通話料金無料だが、通話料金無料を適用させるには楽天モバイル通話アプリ”Rakuten Link”からの発信が必要。
一方で、OCNモバイルONEは2021年4月7日以降から専用通話アプリからの発信は必要ない。スマホ標準の電話アプリで発信するだけで11円(税込)/30秒で利用でき、かけ放題オプションを利用する場合もスマホ標準の電話アプリでの発信で自動的にOCNでんわでの発信となり、0円通話が適用される。
OCNモバイルONEの個人的なデメリット
ドコモ回線のみ
OCNモバイルONEのデメリットとして挙げられるのはドコモ回線しか使えないというところ。SIMフリー端末を使っていれば影響はないが、auやソフトバンクの機種などをOCNモバイルONEで使いたい場合はSIMロック解除が必須となる。私も余ってるiPhoneをできればOCNモバイルONEのSIMで使いたいが、auのSIMロックがかかっているため利用できない。
容量シェアが割高
私はOCNモバイルONEを3回線持っているので、余った容量をシェアできれば便利だが、OCNモバイルONEでは別途オプション契約しないと容量のシェアができないようだ。
“容量シェア”に申し込み、専用SIMを使うことでシェアできるようになる。さらに容量シェア専用SIMは別途下記の月額料金かかる。
データ通信専用SIMカード | 税込440円/枚 |
SMS対応SIMカード | 税込572円/枚 |
音声対応SIMカード | 税込572円/枚 |
コース変更は1回のみ
OCNモバイルONEでは簡単にWEBブラウザやアプリからコースを変更できる。変更した翌月から新コースが適用される。
注意しないといけないのは、コース変更後のキャンセルは不可で、再度コースを変更することもできない。
OCNモバイルONEアプリが使いにくい
OCNモバイルONEアプリの使い勝手が良くない。全体的に動作がもっさりしいるし、表示が見にくい。
その他の特徴・注意点
その他の主なOCNモバイルONEの特徴・注意点は以下の通り。
最大10GBコースまで
OCNモバイルONEは最大10GBまでしかない。それ以上の容量が必要な場合は他社サービスで検討することになる。
カウントフリー/Musicカウントフリー
OCNモバイルONEでは対象サービスを利用する際の通信はカウントされないので、通信残量を気にすることなく利用できる。通信容量を使い切っても、速度制限なく利用できる。
引用:OCNモバイルONE
また、MUSICカウントフリーを申し込むことで下記各種音楽サブスクサービスを通信容量がカウントせずに利用することができる。OCNモバイルONE利用者なら無料で利用できるので、対象音楽サービス利用者は申し込んでおいて損はない。特にSpotifyなんかは利用している人も多いだろうし、利用者は嬉しい。
対象音楽サービス:Amazon Music(Prime Music、Amazon Music Unlimited)、ANiUTa、AWA、dヒッツ、LINE MUSIC、RecMusic、Spotify、ひかりTVミュージック
引用:OCNモバイルONE
データ繰越
余った容量は翌月末まで繰り越されるので、無駄なく利用できる。
最低利用期間なし/違約金なし/MNP転出手数料なし
OCNモバイルONEでは最低利用期間はなく、いつやめても違約金はかからない。MNPで他社に乗り換える場合も手数料不要。
ただし、短期解約の場合はブラックリストに入り、再契約ができなくなる。ブラックリストに入る可能性が高い解約期間は加入から1~6ヶ月ごろまでと言われている。他にも累積解約回数が多いとブラックリストに入るという噂もある。短期解約には注意が必要。
OCN光利用者は220円割引
OCN光利用者は、OCN光モバイル割が適用され毎月各コースの料金から220円引きで利用できる。
まとめ:OCNモバイルONEはコストに対して高品質
・安定した回線を持っておきたい
・月間データ使用量が1GBから10GBまでの方
・音楽系サブスクサービスを利用している
OCNモバイルONEを半年ほど利用してきたが、品質に対する料金が安く満足している。
スマホ本体のセールはかなりお得で、あまりに安かったので半年以内に3回線契約した。割引額で購入したスマホ料金と安い月額料金を考えると1年ほど契約してもコストにならず、むしろプラス。
私は、プライベート用の楽天モバイル回線の補助と仕事用回線というサブ回線としてOCNモバイルONEを利用しているが、もちろんメイン回線としても十分に使える。この安価な価格で安定しているのだからかなりコスパが良く、お勧めできる。