私はメルカリで200件以上売却してきた。売却した物を確認してみると一番多いのは書籍類で、約300冊だった。
メルカリ利用前にリサイクル店などで売ったものや、処分したものを加えると合計で500冊にはなる。
今では手元に2冊の本しかなく、読書のほぼ全てはKindleを利用している。
Kindleはめちゃくちゃ便利で、個人的には無くてはならないアプリNo1かもしれない。
この記事では、紙の本からKindleへ移行して感じたKindleのメリットをまとめていく。なお、AmazonのKindleについての内容だが、多くの部分は他社の電子書籍サービスを含めて共通する内容となっている。
Kindleのメリット
・所有スペースと本棚が要らない
・持ち運びが便利
・セール&割引がある
・安定のAmazonサービス
・メモも可能
・読み放題有り
Kindleのデメリット
・売れない
・Kindle化されていない本がある
・発売が紙の本に比べて遅い
・アプリが使いにくい
・iPhoneで直接買えない
Kindleのメリット
所有スペース&本棚不要
今までに処分した本はだいたい500冊くらい。内訳は漫画350冊、その他150冊(サッカー関連書籍、ビジネス書、技術書等)ってところ。
入れ替わりで購入しているので、同時に500冊も所持していたわけではないが、膨大な量。大容量の本棚じゃないと収まらない。
それがKindle本なら必要なのはスマホかタブレット1台のみ。この差はあまりにもでかい。
しかも紙の本は劣化する。日焼けの劣化は意外と酷い。さらに本棚のカビにも気を付ける必要がある。
乾燥が嫌いな私は加湿しまくっていたため、本棚にカビが生え、それが本に至ることがあった。
一方で当たり前だがKindle本は劣化しない。Kindleは管理、掃除の手間を省くという面でも大きな恩恵を与えてくれる。
持ち運び便利
紙の本と違って持ち運びという面でもかなり便利。常に、スマホやタブレットのアプリ上にデータとして入っているのでダウンロードするだけですぐに読める。
旅行に何冊も本を持って行くなんてことも必要ないし、通勤通学中でも手軽に読書が楽しめる。
セール&割引がある
本によっては、Kindle本は紙の本より数パーセントから数十パーセント安い場合が多い。さらに度々セールがあり、人気の書籍を含むKindle本が50%オフとかで購入できることも結構ある。
一般的にポイントバック率も紙の本より高い。
また、まれに0円で売っていることや、99パーセント引きのセールなんかもある。「インベスターZ」や「ドラゴン桜2」なんかは1冊1円でほとんどを揃えられた。
Kindle以外の他社サービスでも、大幅な割引をやっていることがあり、先日はDMMブックスがキャンペーンで70%オフクーポンを配っていた。
電子書籍なら紙の本に比べて、かなり安価に書籍を購入できる機会がある。
すぐに買える
紙の本と違ってKindle等の電子書籍は購入後、すぐに利用できる。本の到着を待つことや書店に行く必要がないのでかなり便利。
安心のAmazonサービス
KindleはAmazonのサービス。無くなることはまずない。
一度購入した電子書籍を他社の電子書籍サービスに移すようなことはできないので、どこで電子書籍を購入するかはしっかり考えたほうがいい。
運営会社の大きさ、利便性、価格面などすべて考慮して私はAmazonのKindleしか考えられない。
メモが取れる
Kindleではメモや注釈を簡単に入れることができる。最初は使いづらかったが、慣れれば紙の本にメモを取るよりも楽。
サブスクあり
Kindle本の読み放題「Kindle Unlimited」なら月額980円で200万冊以上読み放題。各ジャンル人気ランキング上位の本や発売されて間もない本も、読み放題の対象に含まれていることが多い。
個人的には毎月必要なものではないので、2年に1回1ヶ月くらい課金している。
Kindleのデメリット
売れない
紙の本と違って売却ができないので、読んだ本を売却して次の本を購入したい人には向かないと思う。
私もKindleに移行し始めた頃は、漫画など何回も読み直すような本はKindleで、1回読んで処分する本は紙の本で購入していた。
ただ、今となっては余程のことがない限りは紙の本は買わず、Kindleにほぼ一本化した。
Kindle本は売れないので、買う本はかなり厳選している。漫画は特に厳選しており、本当に面白く、最終巻まで集める漫画しか買わない。
これは売れないので勿体ないというよりも、Kindleで購入するとデータが残る(非表示にすることはできる)ので、自分の買い物の失敗が刻まれるようで嫌。
Kindle化されていない本も多い
古い作品や人気のない作品、作者が電子書籍化を望んでいない作品などはKindle版が発売されていないことも多い。
ちなみに、スラムダンクKindle化は国民の悲願だと思っている。
発売されるのが遅い
紙の本に比べてKindle版は販売されるのが遅いことが多い。
例えば漫画ONE PIECE 98巻は2021年2月4日発売だが、Kindle版は2021年3月4日発売だった。作品によってはコミック(紙)版、Kindle版とも同日に発売されるが、一般的にはKindleの方が遅い。
下記は2021年1月4日にKindle版を注文し、コミック(紙)版が2月4日に発売され、3月4日に注文していたKindle版が配信された注文履歴の画像。
iPhone/iPadで直接買えない
iPhoneやiPadなどiOSデバイスからKindleを利用していて、一番厄介なのはKindleアプリやAmazonアプリからKindle本を購入できないこと。iPhoneでKindle本を購入する際は、ブラウザ経由で購入する必要があるので、かなり面倒くさい。
これはAppleがデジタルコンテンツをApp内で購入する場合、30%の手数料をかけていることに原因がある。
AmazonのKindle以外にもNetflixやSpotifyなども同じ理由で、アプリから課金できず、Webブラウザから手続きする仕組みになっている。YouTubePremiumなんかはiOSアプリから課金する場合、Webブラウザから課金する場合に比べて30%料金を高くすることで、YouTube側が損しないようにしている。
ちなみに、AmazonのFireタブレットやAndroidならアプリから直接購入できる。
まとめ:Kindleは必要不可欠
・何冊も持ち運びたい
・本に直接メモを取りたい
・本屋に行くのが面倒
・読み終わった本を売れなくても良い
改めて、Kindleについてのメリットデメリットを書き出してみたが、意外とデメリットが多くてびっくりした。
だが、普段はiOSアプリから直接購入できないことくらいしかストレスに感じてないし、そのストレスを補って余るほどの恩恵をKindleは与えてくれた。何よりも、一番でかいのは大量に所有していた本のスペースと本棚が不要になったこと。放置しておけば劣化する紙の本を管理する必要もなくなったし、まじでKindleがなかったらと思うとゾッとする。